お知らせ

一覧へ戻る

東洋大学「アジア共同知講座」のご案内 (2015.04.16)

2015年4月中旬より、「ワンアジア財団」の寄付講座として「アジアの共同知の探究」という講座名で開講します。日本内外のアジア問題専門家を招き、一人の講師が一回の講座を担当する形で、複合的な視点でそれぞれの専門と知見から講義を行い、アジアの共通する理念、文化すなわち「アジアの共同知」とは何かを一緒に考える機会としたいので、奮ってご参加されますようお待ちしております。

聴講費は無料です。講座は毎週火曜日13時から14時30分まで行われます。事前の登録を希望しています(資料の送付、講座関連の案内に使います)が、飛び入り参加も可能です。

講座のご説明(時間と担当者、内容について)

■第1回「特別講座の説明」

日にち
4月14日
担 当
朱建栄・本講座責任者、東洋学園大学教授
概 要
アジアの交流の進展と趨勢を鳥瞰しつつ、本講座の趣旨、進め方などを説明します。
     (一回目は主に学生向けで社会人は参加しなくて結構です)

■第2回「日本とアジアの未来」

日にち
4月21日
担 当
宮本雄二・元中国駐在大使、日中関係学会会長
概 要
今日の日中関係のキーパーソンの一人として注目されている宮本大使は自らの中国大使・ミャンマー大使などの体験を踏まえ、日中関係、日本のアジア外交の在り方を語ります。

■第3回「アジア共同体の展開」

日にち
4月28日
担 当
鄭俊坤・ワンアジア財団首席研究員
概 要
アジア地域内の各ファクターが共同体の形成と共通意識の育成に貢献した歴史の流れと今後の可能性を講義します。

■第4回「日中国交正常化から見る「問題」克服の東洋的知恵」

日にち
5月12日
担 当
呉寄南・上海日本研究学会会長
概 要
中国の指折りの日本問題専門家で、今回は特別に上海から招待し、国交正常化以来の40年の日中関係を振り返りつつ、困難と障害を乗り越えるための東洋の知恵、およびそれによるアジアの未来への示唆を講義します予定です。

■第5回「日中摩擦の8割は誤解による――「共同知」構築はまず相互理解から」

日にち
5月19日
担 当
三潴正道・麗澤大学外国語学部特任教授、NPO法人「日中翻訳活動推進協会」理事長
概 要
日中異文化コンフリクトを、文化・歴史を踏まえて検証し、どのように摩擦を克服して共に未来に向かうかのヒントを考えます。

■第6回「大逆転する世界と日本の針路」

日にち
5月26日
担 当
進藤栄一・筑波大学名誉教授、國際アジア共同体学会会長
概 要
地球規模の国際政治・経済構図の大変動を説明し、その中でアジアへの対応を巡る日本の立場、進路を講義します。

■第7回「ASEANの歩みとそれがアジアの未来に示唆するもの」

日にち
6月2日
担 当
対馬宏・東洋学園大学教授
概 要
ASEAN諸国はどのように冷戦時代の東西対立の中で地域共同体を目指してきたかを検証し、その経験が今後のアジアで国際的な協力を展開するときに役に立つ点を説明します。

■第8回「中国から見たアジアの共同知」

日にち
6月9日
担 当
馬立誠・著名な中国政治評論家
概 要
2002年、「対日新思考」を提唱し、中国の対日政策論争を引き起こし、昨年、『憎しみに未来はない』を岩波書店で出版社した方で、今回の講座のために北京から来ます。日本と中国の関係が21世紀に入って新しい展開をしている流れを説明し、両国関係の在り方、および両国がアジアに貢献する責任、協力可能な方向を講義します。

■第9回「近代作家における西と東」

日にち
6月16日
担 当
神田由美子・東洋学園大学教授
概 要
江戸的教養と欧米的思想の融合を文学化した森?外、夏目漱石、芥川龍之介など近代作家の生き方と作品を通して、彼らが欧州留学の体験で感じた西洋と東洋の文化の差異とアジアの「共同知」への示唆を講義します。

■第10回「東南アジアから見るアジアの未来」

日にち
6月23日
担 当
ユスロン・イーザ インドネシア現職駐日大使
概 要
インドネシア大統領ジョコ・ウィドドの訪日を踏まえ、その新しいアジア戦略及びアジアの未来に関する東南アジアからの期待を語ります。

■第11回「東アジアの知的公共性: 朱子学の伝播と変容、今後の課題」

日にち
6月30日
担 当
金鳳珍・北九州大学教授が担当。
概 要
朱子学の「公共」という概念が歴史上東洋文明を作る上で果たした役割と今後の日中韓三ヶ国の公共意識育成に関する課題を講義します。

■第12回「アジア共同体の理念」

日にち
7月7日
担 当
西原春夫・元早稻田大学総長、一般財団法人アジア平和貢献センター理事長
概 要
西洋と異なる東洋の価値観をベースにした理念、モラルとは何かを説明しつつ、アジア各国と日本が努力すべき方向を講義します。

■第13回「南アジアから見るアジアの可能性」

日にち
7月14日
担 当
モンテ・カセム 立命館アジア太平洋大学元学長
概 要
スリランカ出身と日本での長年の滞在による体験を踏まえ、南アジアから見るアジアの共通性と可能性を講義します。

■第14回「アジア共同体の未来」

日にち
7月21日
担 当
佐藤洋治・ワンアジア財団理事長
概 要
講座の総括と学生への期待を語ります。

申し込みの方法

1.東洋学園大学のWebページで申し込みをする方法
以下のURLにアクセスし、その案内に従って手続きを進めてください。

http://www.tyg.jp/request_form/oneasia.html

2.ポスターもWebで公開しております。それに従って電話の問い合わせ、登録を進めてください。

http://www.tyg.jp/pdf/request_form/oneasia/01.pdf

ご参加を心よりお待ちしております。

ページトップへ戻る