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大連・旅順の旅して (2015.08.07)

案内頂いた東方暁さんには、心から感謝します

 中国を訪問する機会は、内陸地の大都市である、北京、西安、成都、重慶、など四千年の歴史ある大都市であるが、中国の発展は、黄海、東シナ海、南シナ海のベルト地帯の変貌ぶりは、目を見張るものがあります。観光を含め視察する機会に幾度と恵まれました。
 今回は大連と旅順の視察に誘われ、始めての訪問地であり、嬉しく二つ返事で参加団に加わりました。しかし参加者メンバーたるや、尊敬する先生方の十一名、知識集団とは驚きました。  若干訪問先の知識をと、大田原高昭先生の「中国の農業協同組合」を再読し、森島賢先生の、レポートも読ませていただいての参加であります。
 出発の前日、成田空港近くのホテルに集合し結団式となり、夢を膨らませての大連訪問の始まりであります。佐藤喜作、農協々会会長を団長に、楽しい、楽しい友好の旅でありました。
 農業事情を見学する機会にも恵まれました。農村地帯の圃場視察も出来ました。作付品目は豊富で、施設園芸の取り組みも、直接園主の説明を聞くことが出来ました。参加した大学の諸先生の知的質問に、それを聞いているだけで納得する内容でした。
 異国の農業関係者と云うことで、案内頂いた、東方暁様のお蔭で、心からの接遇に感謝しています。大連の発展は素晴らしいものでした。
 旅順の二〇三高地を見学することが出来ました。これは、私の祖父が日露戦争へ応召され、一年半、日本国を守るため活躍したところであります。
本人から、話にならぬ程の厳しいもので、戦下の中、良く生きて帰ったかと聞かされたのです。きっと百姓のど根性で生き抜いて来たんだと思っています。
その労あってか、勲七等青色桐葉章を受賞しました。祖父の人生の中で誇であったこと間違いないと思っています。愛国心旺盛で地域にあっては、農業振興に、また、地域貢献に精を出し、孫の私たちには、大きくなったら、日本を守れと自信に満ちた意見を言うことが口癖でありました。
視察旅行が終わり我が家にもどり、旅順の水と酒を仏壇にそなえたのです。良い思い出深い旅でした。

 企画された、佐々木社長に敬意を表します。

JAはだの農協元組合長、秦野観光協会会長、農協協会副会長 松下雅雄

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